オーストラリアで生活する上で、ホームステイという方法を選んだあなた。
どうしてホームステイを選びましたか?
- オーストラリアの人たちの生活を知りたい
- 英語力をアップさせたい
- 安心安全な生活環境を手に入れたい
私はこの3つのような目的を持って最初の1か月間ホームステイをしました。
ホームステイというのは、現地のファミリーがあなたを家族の一員として家に迎え、一緒に生活をしていくという形。
家族として一緒に寝食を共にし、互いに助け合っていきます。
始めはお互いのことを全く知らないあなたたちが、家族として仲良く生活していくために必要なことはなんでしょうか?
今回は、
- ホストファミリーとあなたが仲良くなるためにできることやそのコツ
- 日本から持参するお土産選びのポイント
についてお話いたしますね。
【目次】
ホストファミリーと仲良くなるのにできること
それは
たくさん会話をし、
時間や空間を共にし、
お互いのことを知っていく
ということ。
同じ時間を同じ空間で過ごすことで、相手の存在を認識することができます。
会話を繰り返すことで、相手の価値観を知ることができます。
普段あなたが自分の家族や友人たちと当たり前のように繰り返してきたことをホストファミリーと行えばいいのです。
- 英語が苦手な方も
- 日本ではシャイな方も
是非ホームステイでは積極的に自分から話しかけるようにしてみましょう。
自分のこと、家族のこと、友人のこと、日本のこと、オーストラリアのこと、趣味のこと、どんなことでも構いませんよ。
異文化の人間同士ですから、自分にとって当たり前のことが、相手にとって非常識のこともあるかもしれません。
それを知れることも、ホームステイの醍醐味です!
ホームステイでしか経験できない異文化の家族として生活する経験を存分に楽しみましょうね。
困ったときの会話のヒント
仲良くなるためにホストファミリーとどんどん会話をしよう!といわれても、「何を話したらいいかわからない…」という方もなかにはいらっしゃいますよね。
私もはじめはそうでした。
ホストファミリーに話しかけられていることもよくわからない
自分から何を話題にしたらいいのかわからない。
↓
次第に、話すのが面倒くさくなって自分の部屋にこもりたくなる。
えぇ。よくわかります。笑
しかーし!
それはもったいない!
せっかくオーストラリアの家族と一緒に生活するチャンスを作ったのですから、是非ホストファミリーと仲良くなって、英語のコミュニケーションの練習をしたり、一緒に楽しい思い出を増やしましょう!
はじめの居心地の悪さを乗り越えれば、だんだん仲良くなっていき、ホストファミリーとの時間を楽しめるようになります!
大丈夫です。
これからホームステイあなたのために、困ったときの会話のヒントをいくつかお伝えしますね。
わからないときはわからないと言っていい。
日本人に多いのは、言っている意味がわからないのにわかったふりをしてしまうこと。
気持ちはわかります。私がそうです。笑
でも、オーストラリアではその癖はやめて
「わからないのでもう一度教えてください」
と伝えるようにしてください。
知らないことは全く悪いこと・恥ずかしいことではないのです。
これから知っていけばいいのです。
わからないから教えてほしいという謙虚な姿勢を示すことで、ホストファミリーは、あなたに理解してもらうためにより分かりやすい英語や別の方法を使ってなんとか教えようとしてくれます。だって、家族なのですから。
もしかしたら、最終的にその場で全部を理解することはできないかもしれません。
それでもいいのです。
理解するという結果ではなく、
お互いに理解し合おうとする経過が大切。
些細なことを質問してみよう
相手のことを知らないのに何を話したらいいのかわからない、という方はどんな些細なことでも構いませんので質問してみましょう。
例えば…
- 今日の天気はどうかな?
- この野菜はいくらくらいで買えるの?
- 洗濯機の使い方をもう一度教えて!
- 宿題がわからないから手伝って
天気や気候、服装などは鉄板ネタですので毎朝会話に含ませることができますね。
家の中の道具の使い方や、道具の置き場所・しまい方、それらを買った場所や値段なども話題にしやすいですよね。
学校に通っている方は、宿題をリビングで行いながら、教科書に載っている単語の意味や使い方をホストファミリーに質問してみるというのもいいですよ。
このように、ホストファミリーが答えやすいような些細な質問をたくさん繰り返すことで、そこから会話が膨らんで、次の会話のネタにつながったりしたなぁと感じます。
相手を褒めたり自分の気持ちを伝えよう
会話のネタに困ってしまう方にもう一つオススメなのは、
相手を褒める
ということ。
褒めるというと上から目線でおこがましい感じがするのですが、お世辞ではなく、あなたが本当に心から良い・素敵だと思っていることを伝えるという感じ。
例えば、相手が頑張っていることや努力していることを素敵だねと伝えたり、ファッションに関しても似合っている・あなたらしいねという伝えたりとか。
どんな人でも、相手が本心で『素敵だね』『いいね』と言ってくれていれば嬉しいなぁと感じますよね。
相手から自分の良いところを認められることで、その人に対してより親近感がわき、相手の方からもっとあなたと話したいなぁと思ってくるもの。
また、ホストファミリーがあなたにしてくれて嬉しかったことを伝えるというのもいいですよね。
ホストファミリー自身が誇りに思っていることは何かを見極めて『素敵ですね』と伝えたり、相手の好意に感謝の気持ちを伝えて、ホストファミリーとの心の距離感をぐんと縮めていきましょう!
参考までに、私が今でも日常生活で多用している相手を褒める・気持ちを伝える会話例をこっそりお伝えしちゃいます。
ホストファミリーだけでなく、仲良くなりたいすべての人に応用できるコツですので、是非試してみてくださいね。
- 今日の服装はあなたに似合っているね。
- このランチ美味しそう。
- さっきの△△の発言かっこよかった。
- いつもあなたは□□なところがあって素敵だね。
- 昨日〇〇をしてくれてとても助かりました。ありがとう。
- あなたと一緒に遊んでいると本当に楽しい!
ホストファミリーと意見が違うときは…
違う国の文化の違う家族の中で育ってきた人間同士ですから、あなたと全く異なる意見を持っているのが当たり前です。
意見や考えが違うときこそ、お互いのことを知るチャンス!
そういうときは、
『あなたが〇〇と考えているのですね。
私は△△と考えていて、戸惑っています』
と相手の意見を受け入れた上で、自分の考えと気持ちを伝えてみましょう。
日本人は、自分と異なる意見に対して違いをと伝えることに良い印象を持たない人が多いですが、海外では反対。
自分の意見をはっきりと伝えることが良しとされる文化です。
人間同士考え方が違って当たり前なので、自分は自分、相手は相手と分けて考え、お互いの意見を主張し合い、理解し合っていくことで互いの距離感を縮めていきます。
もしあなたが日本らしい控えめな自己主張の価値観をお持ちでしたら、ひとまずその控えめさは脇に置いておき、自分の意見を伝える意識を強く持つようにしてみましょう。
始めは上手くいかなくても、大丈夫。
コツは少しずつ練習していくこと。
この際、相手を否定するのではなく、相手の考えを尊重した上で、自分の考えも伝え、お互いの違いを知っていきたいという思いが大切ですよ。
こうすることで、ホストファミリーもよりあなたのことを理解したいという気持ちが生まれ、お互いに仲良くなっていくことができます!
是非、自分からホストファミリーと様々なお話をするようにしていきましょうね!
日本からのお土産選びのポイント
初めに結論から申し上げますと、お土産は
あなたがホストファミリーにプレゼントしたい!と思うもの
を選びましょう。
そもそも、お土産ってどうして渡すものでしょうか?
あなたが旅行に行ったとき、職場や学校の友人にお土産を買って帰る理由はどんなことが考えられますか?
私の場合は、
- いつもありがとう。これからもよろしく。の気持ち
- 以前お土産をもらったお礼
- 会話のきっかけになる
といった理由が考えられます。
では、今回のように初めてお会いするホストファミリーにお土産を渡す理由はなんでしょう?
- これからよろしくお願いしますの気持ち
- 会話のきっかけになる
この二つの要素が大きいのかなと思います。
特に、日本や自分についてホストファミリーと話すきっかけとなるため、コミュニケーションツールとしての意味が大きいと感じます。
オーストラリアの地に降り立ち、ドキドキワクワクした気持ちを抱えてホストファミリー宅についたあなた。新しい日本人をこれから家に迎え入れるドキドキワクワクの気持ちを抱えているホストファミリー。
この両者がお互いのことをほとんど知らない状態から始まり、あなたが選んだ日本のお土産をホストファミリーに手渡すと何が生まれるのか。
それは、
コミュニケーション。
どういう時に、どんな人が、どうやって使うのかなど、魅力や用途を説明したり、一緒に使ってみたりと、自然と会話が生まれ、ささいなお互いの考えを交換し合うことで距離が縮まり、お互いのことを知る大きなきっかけになります。
お友だちと仲良くなるのと同じです。
たかがお土産。されどお土産。
オススメのお土産
では、どんなお土産を持参すると、ホストファミリーとのコミュニケーションが増えるのでしょうか。
私のとっておきのオススメ土産を紹介しながら説明していきますね。
手ぬぐい
例えば、日本らしい柄の入った手ぬぐいなんかはいかがでしょうか?
古来から日本の生活に手放せない存在であった手ぬぐいは、近年国内でも人気が復活してきており、様々なお店で古典柄や個性的な柄の商品が置かれていますね。
手ぬぐいは、名前の通り手を拭うタオルの用途としてだけではなく、帽子替わりに頭に巻いたり、お弁当やペットボトルを包んでみたり、ただ壁に飾るだけでもオシャレ。
このように一つのものを多用途に使ってきたという文化は日本独特だなぁと感じます。
ホストファミリー宅に行く際は、あなた用にも手ぬぐいを持って行っておき、ホストファミリーと一緒に様々な手ぬぐいの使い方を実践したり考えてみたりしたら、自然と楽しく盛り上がってくる気がしませんか?
小さな子供さんがいるご家庭でしたら、泥棒や忍者のように頭に巻き、紙を使って長い剣を作ってあげれば、大人気の忍者ごっこなんかもできますね。
もしあなたが折り紙も持っていれば、手裏剣を一緒に折ってごっこ遊びの小道具に追加すれば、さらに盛り上がりを増しちゃうかもしれません!
想像しただけで、私がワクワクしてきちゃいました。笑
余談ですが、外国人にとって、忍者ネタは最強です。
筆ペン
また、筆ペンもとってもオススメ。
日本で使われている漢字やひらがなは、英語のアルファベットと違い、とめやはね、はらいなど文字一つの書き方に奥深さがあり、とても複雑な形の連合体。
海外の方にとって、日本や中国で使われている漢字はとても興味深い文字のようで、旅行中に仲良くなった多くの外国人から『私の名前を漢字(日本語)で書いて!』と言われました。
その時に役に立つのが筆ペン!
筆を使って文字を書くだけで一気に日本らしさがアップしますよね。
オーストラリアで一般的な筆記用具のボールペンと違い、筆は力の入れ具合や筆の運び方によって文字の形が変わっていくので、英語のアルファベットを書いてみても味のある文字が完成し、海外の人にとってはおもしろいようです。
是非、ホストファミリーに1本筆ペンをプレゼントし、一緒に様々な文字を書いて、自然なコミュニケーションを増やしてみませんか?
持参した色紙にホストファミリー全員の名前を書いてプレゼントしてあげるだけでも、とっても喜ばれると思いますよ。
私なら、その色紙に和柄の折り紙(千代紙)で折った鶴ややっこさんなんかを張り付けるアレンジをして、より日本らしさを出してみるかな。
荷物にゆとりのある方は、あえて墨を使って書く本物のお習字セットをプレゼントしても、喜ばれるかもしれませんね!
まとめ
それでは、今回の記事『ホストファミリーと仲良くなるコツ!日本からのお土産選びの極意』のまとめです。
◆ホストファミリーと仲良くなるコツは
- 積極的に話しかけてたくさん話し、同じ時間や空間を共にしていくこと。
- 相手の意見を受け入れた上で自分の意見も伝える。
- 会話のコツは質問をしたり、相手を褒めたり、自分の意見や気持ちを伝えること。
◆お土産はコミュニケーションツールの一つ。
◆あなたがホストファミリーにプレゼントしたいと思えるものを選び、お土産を通して会話を増やしましょう!
いかがでしたでしょうか。
現地で暮らすオーストラリア人の家族として一緒に生活をし、異文化を肌で体験することができる貴重な時間のホームステイ。
是非、今回お伝えしたコツを実践しながらホストファミリーと仲良くなってホームステイをより充実した楽しい時間にしてくださいね。
失敗は成功のもと。
どんな体験も、あとになれば最高の思い出に変わります!
積極的に行動してみましょう!
では、今回も最後までお読みいただきありがとうございました。